20g台(塗装後/46inch)を達成するための取組み!! ZERO Speeder
強度を保ちながら、ヘッドスピードの加速と強靭なインパクトを実現し得る、塗装後の重量20g台を目指すべく、当社はまず、あらゆるシャフトをコンピュータシミュレーションにより強度解析を行いました。
その結果、軽量化と強靭なインパクトの実現するために、必要不可欠な二つの要因を見出しました。
1. 加速感を出すために先端の肉厚を調整し、曲げ剛性を低く設定
2.インパクトで効率よく力を伝えられるように、カーボンシートの角度構成比率の最適化
最適な肉厚を実現するために、専用マンドレルを開発。
強度を保ちながら軽さを実現させる、新たな形状・曲げ剛性にしました。
併せて、カーボンシートの角度構成も再検討し、20g台でも強度達成と受けの強いインパクトとなる比率としました。
この二つにより、軽量化と強靭なインパクトの実現という、一見相反する飛距離性能の向上が可能になりました。
『ZERO Speeder』は、製造を手掛ける原町工場の、世界に誇る高い技術力とものづくりに対する姿勢の結晶ともいえる、まさにフジクラシャフト品質のモデルです。
1. マルチフーププライ積層 フープ層、バイアス層、ストレート層の新たな積層方法である「マルチフーププライ積層」を採用。
とくに潰れを抑制するフープ層を、シャフト内層と外層それぞれに積層する2 枚構成とすることで、潰れと曲げの強度向上を達成しています。
2. ハイトルク設計 『Air Speeder』でも取り入れられたハイトルク設計を引き続き採用。『ZERO Speeder』は、トルクが10.8 度になるよう設計されています。
数字だけを見れば、従来品のシャフトと比較すると緩めの設計ではありますが、頼りなさを感じさせないしなやかさ、力強さがあります。